違法に配信されている音楽や映像を見たり聞いたりするだけでは、録音又は録画が伴いませんので、違法ではなく、刑罰の対象とはなりません。
違法となるのは、私的使用の目的であっても、著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆 送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行って著作権又は著作隣接権を侵害する行為です。
著作権又は著作隣接権を侵害(問Q5 参照)した者は、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処し、又はこれを併科すること とされています
ストリーミングはOKでダウンロードは違法
ストリーミングとは音声や動画などのマルチメディアファイルを転送・再生するダウンロード方式の一種です。
閲覧するデバイス(PCやスマホ)にデータは保存されず、あくまで「見ているだけ」なので問題ないです。
ただ違法動画と知りながらのダウンロードした場合は、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金またはその併科に課されます。
違法動画のアップロードも10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその併科に課されます。
また最近注意が必要なのが「プログレッシブ・ダウンロード」です。
プログレッシブ・ダウンロードのリスク
プログレッシブ・ダウンロードはストリーミングと同じくデータをダウンロードしながら再生する技術ですが、一時ファイルとしてデータを保存してアクセスできる状況を作ります。
そのため、デバイスに残った一時ファイルをダウンロードと見なされた場合は違法になることがあります。
素人目では無料動画がストリーミングとプログレッシブ・ダウンロードのどちらなのか判断するのは難しいので、特に海外の無料動画サイトはなるべく見ないようにしています。
対して月額定額制で作品見放題の動画配信サイトは、上場企業が運営していたり著作権を守って正規の動画を提供しているので、安心して視聴できます。
動画配信サイトと運営会社の一覧
動画配信サイト(国内シェアが大きい順)の運営会社です。
- dTV:NTTドコモ、エイベックス通信
- Hulu:HJホールディングス株式会社(日本テレビ、ヤフー、東宝などが株主)
- U-NEXT :株式会社U-NEXT
- auビデオパス:KDDI株式会社
- Amazonプライムビデオ:アマゾンジャパン
- TSUTAYAディズカス:株式会社TSUTAYA
- ビデオマーケット:株式会社ビデオマーケット
- FODプレミアム:株式会社フジテレビジョン
- DMM見放題chライト:株式会社DMM.com
東証一部上場企業が名を連ねています。
上場企業は株主と世間の目があるので、トラブルは株価下落の原因になります。
そのため著作権(ライセンス)はキチンと対応して作品を配信しているので、安心して視聴できます。
無料動画サイトをまとめてみた
インターネット上にはこのような無料動画サイトがあります。
- YouTube
- niconico(ニコニコ動画)
- AbemaTV
- FC2動画
- Dailymotion(デイリーモーション)
- Vimeo
- パンドラTV
- bilibili
- MioMio
- Youku
- Tudou
- Veoh
- Metacafe
- AcFun
- AniTube
- B9DM
- Stickam JAPAN!(スティッカム)
- ひまわり動画
- ワッチミー!TV
- SayMove!
YouTube、ニコニコ動画、AbemaTV、FC2動画などは日本でなじみがありますが、それ以外の海外動画はなるべく見ないようにしています。